
パチャリンさん
Dr.Phatcharin Bunkhong in Niigata
新潟滞在記(冒険編)
(平成14年11月8、9日)
これは後日談ですが、彼女が日本へ来るに当たって彼女のお父さんが猛烈に反対したのだそうです。何故?それは実は飛行機が落ちると大変だからという理由からだそうです。彼女は今では、ブンコン家の経済的拠り所でもあり、また、お母さんは既に亡くなっています。お父さんの反対する心情も理解できますね。
さて、という訳で既に日本に来るに当たって大冒険を経験した彼女です。初めての雪国、新潟でも大冒険でした。例年より早く訪れた冬。トンネルを抜けるとそこは雪国だった・・・湯沢では初めて目にする雪景色に大喜びだったそうです。さぞかし、沢山シャッターを切ったことでしょう。
新潟駅で出迎えた彼女はセーターにオーバー、そしてマフラー。手袋こそしていませんでしたが、同行の事務局高橋さんに「簀(す)巻き」のように着せてもらっての新潟での第1歩でした。私も少しメール連絡で新潟の寒さを脅かしすぎたのかも知れません。f(^_^)
到着早々「笹川小児科クリニック・保育園診療見学」、そして「講演会」と忙しい日程でしたが、夕刻からは市内古町のビアホールでの新ダ連・學ダ連共催の「歓迎会」が予定されていました。世話人もタジタジ(その情熱にです)の女性会員も沢山出席します。折しも「飲み放題コース」です。ちょっと不安・・・何がって、「放題」がです (^-^;ああ、心配だ・・・自分に自信がない。
パチャリンさんの新潟滞在を待ち受けていた我が軍団!といったところでしょうか?もう、解説抜きで写真を眺めてもらいましょう。なんせ私も沢山頂いちゃいましたので(何?まさか、記憶にないの・・・??)!(^O^;
さて、楽しい時間もたちまち終わり、会員に見送られて歓迎会会場を出ます。今夜の逗留は世話人宅です。この頃からは記憶があります(キッパリ!)・・・彼女には和室にベッドを搬入したスペースを使ってもらいました。出かける前から電気暖房を入れておいたのでポッカポカです。日本人にはちょっと熱いネ。
取りあえず、お茶と果物を。私はワインを(どこまで飲むんだろうこの世話人?)(*^.^*) 暫くお話などして夜も更けました。疲れたでしょうから寝る前にお風呂でもと勧めます。最初は遠慮していましたが、風呂場をお見せします。すると、試して見たい!と言うのです。パチャリンの世話人宅冒険お風呂編が始まりました。
しかし、世話人宅の奥様はイサーンの人々がお湯に入る習慣がないことを忘れて、約40度まで沸かしてしまいました。しかし、水をうめればイサーン風適温になるでしょう。入る前に湯加減調整操作は教えます。そして、彼女は浴室へ消えました。
その直後から、水道音が続きます。熱過ぎてうめているのでしょう。しかし、長いねエ・・・もう、40分以上経ってるよ・・・んんん、あ、上がったようだ。世話人は湯上がり女性には決して近寄りません。取りあえず家内が様子を確認に行きます。戻ってきた家内が言います「大変!パチャリンさん、唇が紫色よ!」エーッ!!アチャーッ (・o・;)!!
その後、家内が入って理由が判りました。湯船のお湯が水のようになっているじゃあありませんか!寒い冬の新潟で、水風呂に入ってしまったようです。家内の言では34、5度とか?ああ、難しいね、日本事情を正確に伝えるのは・・・でも、翌日も風邪をひいた様子も見られず、サバーイ、サバーイの夢路だったそうです。ホッ・・・
翌日(9日)の午後は長岡市の世話人、木村嶺子氏を訪問予定でしたが、午前中は格別予定もありません。それではと、新ダ連の隠し刀「クン・ビアさん」が提案を。パチャリンさんに和服着せちゃおう!ということになりました。真面目な医師とはいっても彼女もうら若い女性、関心が無いはずはありません。実際、彼女にこの話をすると、とーっても嬉しそうです。キャピ・キャピとは行きませんが、良い経験が出来ると嬉しそう・・・
ビアさん奥様もお見えになって、着付けが始まりました。で、出来ました!!和風イサーン人形です。とくと、ご覧あれ!!;
すぐに着替えちゃうのももったいない。それではと、かつて「米百俵賞記念番組」の伝説の撮影現場ともなった白山公園は「燕喜館」へと出かけます。茶道のお稽古と記念撮影の為です。折しも、新潟市の誇り、婦人の「排卵周期理論(オギノ式避妊法)」で有名な「荻野久作博士」の資料展示が開催されています。予想される数十年後の私自身の展示会用にもここはじっくりと視察しておかなければなりません。
入り口で入場管理を担当され、茶道の心得もあるご婦人は、世話人の顔を見るや丁寧なご挨拶を賜ります。おお、憶えておられましたか?「また、お客様のご案内ですか?」などとにこやかに訊ねられ、いらぬ事まで喋ってしまう世話人です。数十年後といわず、数年後辺りに展示のある可能性も捨てきれないので(いや、捨てがたい!)、ここはたっぷり愛想を売っておくのが賢明です。
そんな事はどうでも良いのだが、パチャリンさんは医学展示も興味深く見学し、その後、花鳥風月の広間にての撮影に入る。フムフム・・・なかなか良い写真が出来上がりました(ビアさんの奥様と一緒です)。それに続いて、同じ広間にて宇治の若葉を用いたやや甘口で香り高い薄茶などを点てて頂く。和菓子は「栗と銀杏(いちょう)」をあしらった晩秋の風情である。ピリリとした緊張感の中、凛とした茶の香りと落ち着いた侘びの静寂だけが漂っている・・・なーんちゃって!
でも、パチャリンさん、少しだけれど彼女の頭に描いていた日本の情景を確認できてご満悦です。さて、花鳥風月の静寂とは無縁の事務局高橋さんとの待ち合わせ時間も迫り、残念ながら「パチャリンの新潟滞在記、冒険編」も幕を閉じたのでした。チャン、チャン・・・